ほぼ日イトイ新聞10/27のダーリンコラム(糸井さんのコラム)より引用
・いま、ボクシングの「反則」について、
おおぜいの人たちが争点にしているのですが、
下腹部への反則攻撃って、ずっと気になってました。
最近の総合格闘技の試合で、下腹の急所を撃ってしまい、
審判が「故意でない」と判断し、
撃った側に減点だけして試合再開というケースが、
増えてるような気がしていたんです。
減点覚悟で「故意に急所を撃って」、
相当なダメージを与えてしまう‥‥ということを、
作戦としてしている選手がいたとしたら、
いやなことになるよなぁと思っていたんです。
この前のボクシングの試合では、こういうことを
故意にやろうとしたということで責められてますが、
あの「指示」がマイクに拾われていなければ、
「故意でない」という前提でジャッジされたわけです。
「汚い者勝ち」になりかねないですよね。
ぼくは個人的に、しばらく急所問題を気にしていきます。
・サッカーの試合では、他の競技スポーツ以上に、
「汚い者勝ち」の要素が強く見えますよね。
転んだふり、蹴られたふり、何もしてないふりで倒す、
そういうのが「試合巧者」とか、「必死の選手」とか、
ほめられてますよね。
あのへんのことについては、サッカー好きの人たちは、
さんざん考えてきたのでしょうけれど、
どうも、ぼくには理解がむつかしいんですよね。
サッカー好きには、どう見えているのかなぁ。
たしかに、”バレなきゃラッキー”的な要素、世の中に沢山ありますよね。
このサッカーの話は、私も以前から思っていたんですが、どうも解せません。
「スポーツマンシップにのっとり・・」というスポーツマンシップって、
そういう意味合いも含めているんじゃないのでしょうかねぇ(-ω-)
ダウンタウンの松本さんが以前ラジオでいっていましたが、
野球で、ランナーがセーフかアウトかで、もめることありますよね?
その時、監督とかが「今のはセーフや!」と抗議することがありますが、
それは、100%、自分のチームが有利な方にしか抗議はしてないと。
例えば、自分のチームのランナーが、セーフなのにアウトにされた場合は抗議するけど、
逆にアウトなのにセーフになった時にも抗議しないのは公平ではないと。
(-ω-)確かにその通り・・ま、これはちょっと厳密すぎるかもしれませんが、
でも要はそういうことですよね。
最近聞いた、「言うたもの勝ち」のひどいパターン。
大勢の派遣が働いている部署で、
ある一人だけが自分は人より仕事が出来るから「時給を上げろ!」と、
派遣会社にきつくせまったら、他の人には内緒で・・と、上げてくれた!とか。
購入した商品が好みじゃなかったから、ありもしないクレームをつけたら、
別の高額商品に無料で変えてもえらたとか。
こういう場合、言うた人達は、言うたから得をした。
でも「言う」た内容は、自分を正当化したり、ありもしないクレームやったり、
必ずしも正当な理由でなかったりするわけですね・・。
不当な扱いを受けたり、相手側のミスだったりした場合は、
正々堂々と言えばいいと思いますが、でもそうじゃない場合、
私を含め多くの日本人は、普通、言おうとはしません。
この人達は、その辺の「ズル」を平気でやってしまう、
ちょっと特殊な人たちといえるのではないでしょうか。
こういう話を聞くと、自分の道徳感の基準を見直しするきっかけになりますね。
一見、この「言うた」人達は、ズルイことをして得をしたように見えるのですが、
まわりまわって、最終的には損をするようになっていると思うのです。
正直でありたいと思うし、誠実に生きようと思うけど、
そうではない言動をとってしまうこともある。
それに気付いた時は、ちゃんと反省し、自分を正す姿勢が大切ですよね~
(他サイトから引用させてもらうのって、
ちゃんと引用先リンクしておけばOKなんだよね?(^-^;)
今回引用させていただいたダーリンコラムは、毎日更新されちゃうし、
更新されたら前の日のコラムが読めなくなるので、
恐る恐る必要な部分を、原文でまるまる引用させていただいております。
ビックサイトからの引用だけにちょっとドキドキ・・。)